新型コロナウイルス感染拡⼤を防止するため、今、企業はテレワークの普及を推進が求められています。
では、テレワークの実現に向けて、企業がとるべき対策とは何でしょうか。

まず、会社に行かなければならない理由をなくすことです、それには2つあります。

1つは「人と会うこと」です。
人と会って会話をする・・・これには、ビデオ会議システムで対応できます。

ビデオ会議システムというと多くの投資が必要なイメージですが、実は無料でも対応できるのです。

主なビデオ会議システムは次のとおりです。

  • Microsoft Teams
  • Google hangout meet
  • Zoom
  • Skype
  • Line
  • WebEx

では、どれを選択すればよいのでしょうか?
それには、今、会社でどのようなソフトウェアを利用されているかで決まります。

ツール 概要 選択する判断 コスト
Microsoft Teams

Microsoft 365に付属しています。
ゲストはID不要です。
ホワイトボードなどが使えます。

すでに Microsoft 365 (旧 Office 365) を使っていて、Teams を使える。

無料版:参加者はMicrosoftのアカウントが必要です。スケジュールから会議は開けません。

有料版:540円/月 (Office 365 Business Standard 等に付属)

Google hangout meet

Google社のビデオ会議ツールです。
ゲストはID不要です。
Google Chrome を使っている場合は、インストール不要です。

GSuiteを企業で導入している、または、GSuiteのグループウェア導入を検討している。

Googleのサービスを利用している。

無料版:参加者はGoogleのIDが必要です。スケジュールから会議は開けません。

有料版:680円/月 (GSuite に付属)

Zoom

世界中で多く使われているビデオ会議ツールです。
見られたくない背景を変えたりすることができます。

手軽に高機能なビデオ会議を使いたい。

無料版:3人以上は40分まで

有料版:2,000円/月 (Pro)

チャットにセキュリティの脆弱性あり。不明なリンクをクリックしなければ問題ありません。

Skype

Microsoftのサービスで、通話向けです。Microsoftは、Teamsの利用を推奨しています。

Skypeを使ったことがある。

アカウントなしで使えます。
基本無料で、通話料金がかかります。

Line

Lineのビデオ通話機能です。

会議はスマホで十分。 環境によって通信料金がかかります。
WebEx

Ciscoが提供するWeb会議です。

通信機器メーカでセキュリティが安全。

無料版:録画不可。

有料版:1,980円/月 (Standard)

現在 4か月無料!

 

もう1つは、「紙と印鑑」の文化です。
Excelで作成した帳票を印刷し、印鑑を押してPDFに変換してメールかFAXで送る・・・
これには、ワークフローシステムで対応できます。
当社では、NTTデータイントラマート社のintra-martでワークフローシステムを提供します。


こんな時だからこそ「紙と印鑑」から脱却することを考えてみてはどうでしょうか?

在宅ワークでもできる事業

■ オフィスに行けない場合

リモートアクセスでパソコンを操作しましょう。
オフィスのネットワークに接続するためのVPNを開設しましょう。
VPN開設に特別な構築は必要ありません、機器の導入だけで可能です。
あとは、VPNで自宅の私物パソコンからオフィスのネットワークに入って、オフィスのパソコンにリモートデスクトップでアクセスするだけです。
有事の際は、社員の健康の方が優先です、ステイホームで社員を守り、私物パソコンからのアクセスを許容しましょう。

印鑑を押すためや印刷するために出社するのを控えましょう。
法的な印鑑は紙である場合に必要となりますが、電子化した場合は必要ありません。
電子化すると改ざんできると思われるかもしれませんが、電子署名は強固なセキュリティで本人であることを証明することができます。
実は紙と印影の方が偽装しやすいのです。


■ 店舗を閉めてしまう場合

ネット販売や宅配を考えてみましょう。
店頭でなくとも商品を販売できます、こんな時だからこそ、むしろネットでの購買が増えています。
ピンチをチャンスに変えましょう!